アルトラパン エンジンチェックランプ点灯 & エンジン不調
お客様よりエンジンの力が無く、エンジンチェックランプが点灯したとのご連絡を頂きました。
↑またまたネットの広い物です💦
試乗させて頂くと、確かに力が無いです。
エンジン回転がスムースではないです。ぼこぼこした感じですね。
チェックエンジンもしっかり点灯しております。
スズキのエンジンもそうなのですが、最近のエンジンはダイレクトイグニッションを採用しております。イグニッションコイルが故障すると、チェックエンジンが点灯するようになっております。
では少しエンジンの部品を取り外して点検してみます。
ターボなので、イグニッションコイルに到達するまでいろいろ取り外しします。
さてご開帳です(笑)
はい。イグニッションコイル不良によるエンジン不調でした。
見事に絶縁体が割れてしまっています。
ちなみにこれが後程良くない事になってきます・・・
現時点で悪い物をお客様と相談し、交換の了解を頂きます。
今回も社外新品のイグニッションコイルを使用しました。
日本車でも新品のイグニッションコイルは非常に高額なので・・・
また、まだ一度も交換してないであろう、スパークプラグも全数交換する事になりました。
プラグを付け替えてコイルも新品に交換します。
さーて予想される悪い部分は交換したので、早速エンジン始動して試運転いくか!と意気込んでいた所・・・あれ?チェックエンジンランプが消えません💦
え?うそ?
ほんとでした。
症状がほとんど変わりません。
いやーまいった。
これが先程のオチでした。
チェックエンジンランプが消えないので、もう一度点検です。
イグニッションコイルからの配線と配線のショートを確認し問題なし。
点検をしていると、イグニッションコイルのカバー(プラグホールカバー)に電撃の跡が・・・
2番のイグニッションコイルの絶縁体が破損していたのは前述しましたが、それが悪さしていたようです。
結果、その電撃が原因でエンジンコンピューターを壊してしまっていました。
たまにエンジンのアクチュエーターがショートしエンジンコンピューターを壊すといったことはありましたが、この様なことは初です。
あのイグニッションコイルの損傷具合からすると、不調が長い時間続いていたのかもしれません。
お客様にご説明させて頂き、エンジンコンピューターも交換致しました。
新品の必要はないので、良品中古での交換です。
お車に乗った時、少しでもいつもと違うかな?と感じられた場合はいつでも構いませんので、ご相談下さい。
人間と同じく、早期発見、早期治療が非常に大切です。我慢すると他に影響が出てしまうので・・・
By A